2020年04月18日
ミリタリーナレッジレポーツVOL26 「小隊/分隊の戦術(Small Unit Tactics)
ものすごく久しぶりの更新です。
今まで、本業の翻訳/執筆が忙しくてブログまで手が回らなかったのが原因なんですが。
それはさておき、今回から弊書「ミリタリーナレッジレポーツ」の紹介から、あるトピックに絞ったミリタリー情報をこのブログで提供してゆきたいと思っています。
ミリタリーナレッジレポーツVOL26「小隊/分隊戦術 Small Unit Tactics」
昨今、個人の射撃術や身のこなしの「タクティカルシューティング」が流行っていますが、本書では、小隊/分隊規模のチームプレーを主とした内容を特集しています。

第1章 「戦術と基本」
この章では、部隊規模の戦術とその基本的な動き、基本的な実戦と兵器の扱い方を解説し、戦場での小規模部隊の効果的な運用の基礎を解説しています。

第2章 「戦闘/移動」
チームとして戦闘を効果的におこなうために、指示と実際の動きの間に乖離があることを理解します。指示通りに部隊がぴったりと動くということはないし、それを目指してもいけない。実際の戦闘は流動的であり、バスケットやサッカーのようなセットプレーができるわけではありません。

第3章 「攻撃的戦術」
実戦では、敵に火力を集中させることが勝利への近道である。火力の集中とは、単に敵のいる(いると思われる)場所へ撃つことではない。敵戦力を効率的に削ぐ、有効な射撃を意味する。言い換えれば、各兵士が正しい射撃管制の下、それぞれの射撃エリアを射撃することであり、一方で味方を撃たないことである。これを達成するには相当な訓練が必要となる。

第4 章 「建物内での戦闘近接戦闘」
建物内での戦闘能力/テクニックは重要である。これをマスターすることで、孤立した建物から市街戦まで応用可能である。都市環境は3 次元であり、非常に危険な場所でもある。個人保護装備(Personal Protective Equipment …PPE)、アイプロテクションやグローブなどが重要である。防弾プレートも、都市部のCQB 環境では導入を検討するべきである。

第5章 「パトロール」
パトロールの原理原則
計画Planning 偵察Reconnassance 保安Security
管理Control 一般常識Common Sense

第6章 「戦術的な車両移動」
車両で移動している際、検討するべき危険な要素は以下のようなものである。
不正な交通管制/誘導ポイント(Illegal traffic control points…ITCP)
人が籠っている道路上の障害物、 人がいない道路上の障害物 待ち伏せ攻撃(待機型/車両襲撃型)
即製爆弾/IED 市街地 暴徒 なにかの反対運動

第7章「防御作戦」
防御の原則
攻撃的行動:主導権を握り、奪還するための行動
全方位防御:全ての方向からの脅威を予期するための行動
深さ:貫通されないための行動、およびその努力
相互支援:防御の強さや融通性を高めるための行動
隠匿と欺瞞:敵に(こちらを)悟られず、否定する行動

第8章「机上演習」
いままでの解説を踏まえて、実地演習をしてみる。最初にGoogle Earth からの衛星写真、さらに作戦を行う地域のストリートビュー(できるだけ多く)を用意する(演習に慣れてきたら、写真/情報を少なくするのもよい)。

第9章 「戦術戦傷救護」
負傷者の行動と手順は、戦術的戦傷救護(Tactical Combat Casualty Care…TC3)のもとで行われる。本書は戦場救命の専門書ではないため、概要だけを述べる。適切な装備をそろえ、訓練すること。

サバイバルゲームなどではあまり活用できない内容ですが、予備知識としてご活用ください。
とらのあな
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030823546
メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=647161
twitter ID @de4622000
今まで、本業の翻訳/執筆が忙しくてブログまで手が回らなかったのが原因なんですが。
それはさておき、今回から弊書「ミリタリーナレッジレポーツ」の紹介から、あるトピックに絞ったミリタリー情報をこのブログで提供してゆきたいと思っています。
ミリタリーナレッジレポーツVOL26「小隊/分隊戦術 Small Unit Tactics」
昨今、個人の射撃術や身のこなしの「タクティカルシューティング」が流行っていますが、本書では、小隊/分隊規模のチームプレーを主とした内容を特集しています。

第1章 「戦術と基本」
この章では、部隊規模の戦術とその基本的な動き、基本的な実戦と兵器の扱い方を解説し、戦場での小規模部隊の効果的な運用の基礎を解説しています。

第2章 「戦闘/移動」
チームとして戦闘を効果的におこなうために、指示と実際の動きの間に乖離があることを理解します。指示通りに部隊がぴったりと動くということはないし、それを目指してもいけない。実際の戦闘は流動的であり、バスケットやサッカーのようなセットプレーができるわけではありません。

第3章 「攻撃的戦術」
実戦では、敵に火力を集中させることが勝利への近道である。火力の集中とは、単に敵のいる(いると思われる)場所へ撃つことではない。敵戦力を効率的に削ぐ、有効な射撃を意味する。言い換えれば、各兵士が正しい射撃管制の下、それぞれの射撃エリアを射撃することであり、一方で味方を撃たないことである。これを達成するには相当な訓練が必要となる。

第4 章 「建物内での戦闘近接戦闘」
建物内での戦闘能力/テクニックは重要である。これをマスターすることで、孤立した建物から市街戦まで応用可能である。都市環境は3 次元であり、非常に危険な場所でもある。個人保護装備(Personal Protective Equipment …PPE)、アイプロテクションやグローブなどが重要である。防弾プレートも、都市部のCQB 環境では導入を検討するべきである。

第5章 「パトロール」
パトロールの原理原則
計画Planning 偵察Reconnassance 保安Security
管理Control 一般常識Common Sense

第6章 「戦術的な車両移動」
車両で移動している際、検討するべき危険な要素は以下のようなものである。
不正な交通管制/誘導ポイント(Illegal traffic control points…ITCP)
人が籠っている道路上の障害物、 人がいない道路上の障害物 待ち伏せ攻撃(待機型/車両襲撃型)
即製爆弾/IED 市街地 暴徒 なにかの反対運動

第7章「防御作戦」
防御の原則
攻撃的行動:主導権を握り、奪還するための行動
全方位防御:全ての方向からの脅威を予期するための行動
深さ:貫通されないための行動、およびその努力
相互支援:防御の強さや融通性を高めるための行動
隠匿と欺瞞:敵に(こちらを)悟られず、否定する行動

第8章「机上演習」
いままでの解説を踏まえて、実地演習をしてみる。最初にGoogle Earth からの衛星写真、さらに作戦を行う地域のストリートビュー(できるだけ多く)を用意する(演習に慣れてきたら、写真/情報を少なくするのもよい)。

第9章 「戦術戦傷救護」
負傷者の行動と手順は、戦術的戦傷救護(Tactical Combat Casualty Care…TC3)のもとで行われる。本書は戦場救命の専門書ではないため、概要だけを述べる。適切な装備をそろえ、訓練すること。

サバイバルゲームなどではあまり活用できない内容ですが、予備知識としてご活用ください。
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